3歳の息子からリーダーシップを教わった話

家族・子育て

あおさです。

先日アウトレットに家族でいきました。

1歳と3歳の息子達と妻と私の計4人。
1歳の息子はベビーカーで妻と、3歳の息子は私と手を繋ぎながら買い物しましたが、3歳の息子がときおり、後ろをふりかえって大きな声で

「ここだよ、おいで!」

と妻とベビーカーが車で手招きしてまって道を先導する姿をみて感動しました。

その場では何に感動したのか、うまく言語化できなかったので、今日は言語化したいと思います。

結論 キャプテンシーの本質を息子が見せたことに感動

「ここだよ、おいで!」この言葉にはキャプテンシーの本質が詰まっているよう思います。

ここだよ:自分がチームを率いて、メンバーに見せる

自分が先頭をきってチームを率いる。そして、後からついてくるメンバーにその姿を見せる。

おいで!:具体的な行動やアクションを呼びかける

具体的な行動、アクションを呼びかける

3歳の息子が当たり前のように、キャプテンシーを発揮していて、その成長に嬉しくなりました。 

「ここだよ、おいで」が、出来ていないリーダーやキャプテンは会社の中ではたくさんいるように思います。

姿勢を自ら示す、具体的なアクションを指示するこの2軸で、4つのマトリクスをつくって具体的に考えてみました。

姿勢×アクションによるリーダーシップのマトリクス

姿勢×アクションによる
マトリクス
具体的な行動指針
なし

あり
自らが率先して取り組む姿勢
あり
②「こっちよ」
孤高の職人【やっかい】
①「こっちよ、おいで」
理想的なリーダー【理想】
なし④「・・・」
裸の王様【むしろ楽】
③「おいで!」
指揮官【やっかい】

①こっちよ、おいで

理想的なキャプテン。自らが示した後に具体的な指示を与えるタイプ。

率先して部下に仕事に取り組む姿勢を見せる。実務にも精通している為、部下が出来なくなった場合でも具体的な打開策をアドバイスすることが可能。

②こっちよ、、、、

孤高の職人。
自らがやることをしっかりやって姿勢を示すが、具体的な指示はない。

このタイプの下につくと、具体的な指示がない中で突っ込みは的確な為にストレスが多く得てして後輩育成が下手。

本人は自覚がないまま抽象的な指示をいくつも出していて、自らが強メンタルな為、部下のメンタルを壊すまで追い込むのもこのタイプ。

③おいで!

指揮官。自らはしないが、正論ばかりいうタイプ。

出来ないことも具体的な指示は出すので、現場がついてこれないことが多々あり。自らはピッチに絶対に立たない為、組織がピンチの時に部下の信頼を徐々に失っていく。

④・・・

裸の王様。リーダーシップゼロ。自らは仕事をしないし、具体的な指示も出さない。なのに肩書きだけリーダーの為、周りからまったく相手にされない。

やっかいなのは②孤高の職人と③指揮官

・上司に持つとしてやっかいなのは、②孤高の職人と③指揮官です。④裸の王様は、既存業務に対して口を出さない分、部下の仕事をマネジメントしないと同時に増やすこともしません。

・②孤高の職人タイプは、自らが仕事が出来るばかりに理想像を押し付ける傾向があり、④裸の王様は自らは出来ないのに頭で考えて正論を言う為、どちらも部下の仕事を増やす(しかもそこにはお客様という視点はない)傾向にあります。

・この手のタイプに対しては、自らがある程度、仕事ができるようになって自己防衛をする必要がありますが新人はそうした防衛策がなく、ただただ疲弊する傾向にあります。

*一部、過去記事「【雑記】業務のダムと堰き止めの話【トップはダムである】」と被ります。https://aosahataraku.com/?p=257

・こうならないよう「こっちよ、おいで」と言えるような姿勢を常に目指すことが大事です。

終わりに:リーダーシップは全局面に求められる

リーダーシップはある分野だけ発揮すればよいわけではなく、全局面において求められます。私が、息子がしたように「ここだよ、おいで!」と仕事で出来ているのか、考えるよい機会になりました。

そして息子の活躍に感動。

以上、本記事をご覧頂きありがとうございました。

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